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五十肩(四十肩)

臨床歴20年の経験豊富な院長が、五十肩についてわかりやすくご説明いたします。少し長いですが、五十肩でお悩みの方はぜひ最後までお読みください。(2025.7.19更新)

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1.五十肩でよくある症状

  • 今までの肩こりとは違う痛み、鈍痛・違和感があり、肩を動かせる範囲が狭くなっている
  • 肩を少し動かすだけでも激痛がはしる
  • 五十肩の痛みに悩んでいるが湿布、鎮痛薬で対応している
  • 肩の痛みや可動域の制限でTシャツやぴったりした服が着にくい
  • 五十肩の痛みで夜もぐっすり寝れず、目が覚めてしまう
  • 五十肩の痛みは少し治まってきたが、可動域が戻らない
  • 肩が上がらず痛みもあるので服を着るのが大変
  • 髪を結う動作、腰の後ろに手を回す動作ができなくて困っている

このような症状でお悩みの方、お気軽にご相談・お問合せください。

2.五十肩とは

五十肩(四十肩)とは、50歳前後に生じる痛みを伴うの肩関節疾患、拘縮(肩が動かしにくい)を伴います50歳代に最も多く(40%)、次いで60歳代(30%)、40歳代(20%)の順です。

 

肩関節の周りの炎症で痛みで起こり、スムーズに動かなくなる症状のことで、特に最初に痛くなりやすい場所は肩の前辺りのことが多く、上部や後部に広がっていったり、腕にまで症状が出ることもあります。

 

腕を横に上げたり(外転)、捻ったり(外旋)すると強い痛みがあり、運動制限を認め、結髪(髪を結う)動作や結帯(帯を結ぶ)動作が困難になり、拘縮が進むとあらゆる方向への動きで痛みが出て動かせなくなります。

 

五十肩(四十肩)は通称みたいなもので、病名としては肩関節周囲炎(腱板炎、上腕二頭筋長頭腱炎、腱板疎部炎、癒着性肩関節包炎)等になります。

 

鑑別が必要なものとして、腱板断裂を起こしている方がおられます。特に60歳以上のご高齢の方に増えてきます。他に頚椎症性神経根症、石灰沈着性腱板炎(突然の激痛 または 慢性的な痛み)等があります。

 

3.五十肩の原因について

<肩甲上腕リズム>

五十肩(四十肩)原因は現在のところ明らかではありません。しかし肩甲骨の動きは関係あると考えられています。

 

腕を上げる動作は、腕だけでなく肩甲骨の動きも関係しています。腕の挙上が30度を超えると、平均2:1の比率で上腕:肩甲骨が同時に動き始めます

 

これを「肩甲上腕リズム」といいます。つまり上腕と肩甲骨が共同で同時に動くことによって、スムーズに腕を上げられるということです。

 

ですから、肩甲骨の動きが悪いと、腕を上げる動作の際に特定の筋肉ばかりに負担がかかり、炎症を起こしやすくなります。

 

姿勢の観点で見ると猫背の方は肩甲骨の動きが悪いです。ということは、肩甲骨が動かないので腕を上げる際に特定の筋肉ばかりに負担がかかるので、五十肩になるリスクが高くなるということが言えます。

 

試しにあえて猫背の状態にして腕を上げようとしてみてください。肩甲骨が動きにくい状態になりますので非常に腕が上げづらいと思います。

 

4.五十肩の経過について

<五十肩の経過>

教科書的には、急性期(炎症期)⇒慢性期(凍結期)⇒回復期の経過をたどると言われています。

 

急性期(炎症期)発症から2週間程度の間は、肩の痛みは徐々に強くなっていきます。痛みが強くなると同時に動く範囲も狭くなってきます。人によっては、数か月~1年以上続く場合もあります。

 

慢性期(凍結期):肩の痛みは少し和らいできます。しかし肩は可動域の制限があります。発症後4か月~6か月を凍結期と呼び、日常生活の動きに制限があり不自由を感じます。

 

回復期:肩の痛みがなくなり肩の動きが少しずつ回復してきます。元通りに回復するまでに6か月~2、3年かかると言われています。

 

しかし実際には、最初から痛みは強くない方もおられれば、痛みが強い時期が長期間続く方、強い拘縮を起こして日常生活が不便になる方もおられれば、痛みはあっても肩の可動域は十分保たれているという人もおり、教科書通りの経過をたどらないケースも多くあります

 

そして、なにより自然に数ヶ月で回復すると思っていても1年、2年、時にはそれ以上と、年単位で苦しまれる方もおられるということです。このように一口に五十肩 (四十肩) と言っても、様々な症状を呈する方がおられます。

 

5.五十肩の治療について

<五十肩治療>

五十肩の治療について。放っておけば治るといわれていますが、一概にそうとは言えません。現在どういう状況なのかを見極めて、最適な処置をしていけば治癒期間が短縮でき、可動域の制限もなく元通り改善します

 

急性期(炎症期)の治療

炎症が強く、強い痛みがあるので動かせない状態です。炎症期の治療は筋肉を動かすことは極力しません。病院の治療としてはステロイド注射や消炎鎮痛剤の内服をしている状態です。

 

当院では鎮痛効果が高い鍼灸パルス通電療法肩周囲の関節調整(肋椎関節、胸鎖関節、胸肋関節)をします。痛みがある程度落ち着けば次のステップへ移行します。

 

夜間痛が強い方に対しては、寝方の工夫で緩和されることがありますので対策をお伝えいたします

 

慢性期(凍結期)回復期の治療

強い炎症期には、筋肉の萎縮による筋力低下や筋肉と筋肉の癒着や関節包と筋肉の癒着が必ず起ってしまいます。それによって肩関節がスムーズに動かせない状態である拘縮が起こります。

 

拘縮がある状態で動かそうとすれば、当然痛みがありますし、可動域も正常ではありません。「どのような動作で痛みがでるのか」や「動作時の痛みの部位」によってアプローチ法を変えながら痛みと可動域を改善していきます

 

最も優先的に改善していかないといけないのは棘上筋、次いで棘下筋肩甲下筋です。施術を重ねて、これらの筋肉の癒着を徐々にはがすことにより可動域の改善を図っていきます。

 

これは問題のある筋肉のみにアプローチをしていくもので、癒着をはがすのは多少の痛みが伴うこともありますが、正しいアプローチをしていけば、痛み・可動域は改善していきます

 

6.五十肩治療の進め方について

<第1ステップ>

具体的には、

第1ステップとして

まず上画像のように肩関節外転90度を目指します。この状態ができないのは、肩の上方に位置する肩峰・烏口肩峰靭帯・烏口突起から構成されるトンネル内で棘上筋が癒着して滑走制限がある状態です。癒着を改善することで外転90度を目指します。

<第2ステップ① 外旋45度>

<第2ステップ② 内旋45度>

第2ステップとして

上の画像のように肩関節外転90度の位置から、外旋45度・内旋45度を目指します。外旋制限が認められる場合は肩甲下筋の癒着が考えられ、内旋制限が認められる場合は棘下筋の癒着が考えられます。これらの筋肉の癒着を徐々にはがすことにより可動域の改善を図っていきます。

 

上の画像のように肩関節外転90度の位置から、内旋45度・外旋45度が可能になれば、日常生活には支障がない状態になります

 

しかし健側(五十肩ではない方)と同様の可動域まで改善をご希望される場合は、更に治療の継続が必要な場合もあります

7.当院の五十肩治療の特徴

機能解剖学に精通している五十肩のプロフェッショナルです

ただ痛いところをマッサージしたり電気を当てているだけでは治りません。

「どんな動作で痛みがでるのか?」「動作時にどこに痛みがでるのか?」「日常生活に支障のでないレベルの改善ができているか?」を機能解剖学的に分析し状態に応じてアプローチ法を変えながら痛みや可動域を改善していきます。

 

鍼灸・整体、最適な治療法で治癒期間を短縮

痛みの強い急性期にはあまり動かすことはできませんので、疼痛抑制に効果的な鍼灸でアプローチ

少し痛みが治まってきた慢性期・回復期では可動域の改善に効果的な整体でアプローチ

状態に応じて段階的に施術法を変え治療していきますので、治癒期間を短縮でき、可動域の制限がない元の状態に改善します。

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